モレ・サンドニに居を構えるドメーヌ「アルロー」は、1942年にジョセフ・アルロー氏によって創設され、1970年代から元詰めを始めました。
その後、徐々に畑を拡張してゆき、現在ではモレ・サンドニを中心に、シャンボール・ミュジニーとジュヴレ・シャンベルタンの最良の区画に、約15haの畑を所有しています。
畑に植えられたブドウは、平均樹齢30~50年のもので、3代目当主となるシプリアン・アルロー氏が1998年にドメーヌを引き継いでからはリュット・レゾネ方式を採用し、2004年からはビオロジックに移行、 耕作は馬によって行うなど、テロワールをより顕著に表現するために自然な状態にこだわった栽培を行っています。
醸造では、ステンレスタンクで低温マセラシオン醗酵を行いますが、これは過度の抽出を避けるための方法だとのこと。
樽熟成では格付やヴィンテージによって新樽を30~60%使い、SO2の使用は極力避けていることから、果実のピュアな風味を楽しむことが出来ます。