1522年、シャンパーニュはアイ村にてスタートしたシャンパーニュ・ハウスの「フィリポナ」。
現当主は16代目となるシャルル・フィリポナ氏が務めており、黒ブドウ14.5ha、白ブドウ2haの自社畑から収穫されるブドウと、信頼の置ける契約農家から購入したブドウを使って醸造を行っています。
フィリポナの看板商品、それは何といっても、こちらの「クロ・デ・ゴワセ」です。
シャンパーニュにて、単独畑名を名乗れるのは、クリュグの「クロ・デ・メニル」と、この「クロ・デ・ゴワセ」等、ごく僅かですから、シャンパーニュ・ラヴァーの皆さんが熱視線を注ぐのも無理はありません。
熟成期間は大変長く、フィリポナにおける通常キュヴェの熟成期間が2~3年、ヴィンテージものが5~7年なのに対し、クロ・デ・ゴワセは8~10年も時間をかけています。
さらに「クロ・デ・ゴワセ」については、ルミュアージュも機械ではなく手作業で行っているというのですから、さすがのこだわりを感じさせます。