ユベール・ラミーは、1973年に先代のユベール・ラミー氏がサン・トーバンに創業したドメーヌ。
ラミー家は、最も古い記録で、1640年からブドウ栽培に携わったとされる歴史のある家系です。
彼らは今でこそ白ワインを多く生産していますが、設立当初は8haほどの自社畑を所有し、生み出すワインの約80%は赤ワインでした。
また、当時の経済状況から造られたワインのほとんどはネゴシアンへ樽で販売していました。
しかし、1990年代にサン・トーバンの一級畑を借りたことや購入したことをきっかけに、ドメーヌは急成長を遂げます。
ピノ・ノワールが植えられていた区画を、シャルドネの方が土壌の特性に合うと考えたユベール氏は植え替えを行い、高品質な白ワインを生産。
今では、マルク・コランやピエール・イヴ・コラン・モレと並んで評されるサン・トーバンの注目ドメーヌになりました。
「シャサーニュ・モンラッシェ ル・コンシ・デュ・シャン」は「生垣に囲まれた果樹園」という意味を持つ東南東向きの粘土質土壌の畑。
しっかりとした骨格とミネラル感を伴う綺麗な余韻が特徴の白ワインです。