畑の所有面積のうち、七割がたがグラン・クリュもしくはプルミエ・クリュという豊かな背景を持つドメーヌですが、現在5代目となる当主は、まだ40代半ばのジャン・マリー・フーリエ氏。
「テロワール至上主義者=テロワリスト」を自称し、テロワールと、ピノ・ノワールが持つ生粋の高貴な姿を表現することを第一義とするジャン・マリー氏は、醸造にテクニックを求めず、人為的な作用で自然をコントロールすることを良しとせず、20世紀初頭のヴィニュロンのような「自然に委ねる」形での醸造を再現すべくワイン造りに当たっているそうです。